”絶景” を求めて訪問した観光スポット約5,000箇所。クルマ日本一周を2度経験した『絵空(@esorablog)のブログ』へ ようこそ。
サスペンスドラマや推理ドラマの殺人現場として度々登場する【塔のへつり】は、大川羽鳥県立公園「大川ライン」一番の景勝地。
江戸時代の情緒ただよう『大内宿』で有名な福島県南会津にあり、国の天然記念物にも指定されています。
渓流の激しい流れで削りとられた断崖の “回廊” は見事の一言。その回廊を歩き、地球の歴史を間近で感じることができます。会津の一番人気の観光スポットである理由でしょう。
“回廊”へは、スリル十分の「塔のへつり吊り橋」を渡ります。崩落が激しいので、この場所以外は立ち入り禁止。実は見上げた景観も凄い。
もろくて不安定な断崖絶壁が、本当にスリリング。緊張感を味わいながら、見渡す渓谷美はたまりません。冷や汗したたり手に汗握る、スリルと感動の渓谷美が広がる絶景です。
概要(観光地の魅力・国内旅行情報)
名称: 塔のへつり
よみ: とうのへつり
所在地: 福島県下郷町弥五島下タ林
ベストシーズン: 夏の新緑シーズン、秋の紅葉シーズン
訪問日: 2019年10月16日
訪問時間: PM16:10~16:35
所要時間・滞在時間の目安(駐車場に到着から出発)
・お急ぎ・健脚の方: 10分
・じっくり・ご年配の方: 25分
岪(へつり)とは? 意味を解説
岪(へつり)とは、地元の言葉で険しい断崖のこと。
『塔のへつり』は、100万年もの長い年月の間、侵食と風化を経て、特異な奇岩・怪石の造形を作り出しました。
営業時間はいつまで?無料駐車場はある?
塔のへつりには、食堂やお土産さんが数件あります。営業時間は10:00~17:00とあります。私が訪問した際は閑散期が影響してか、16時すぎには全店店じまいしておりました。
塔とへつりまで歩いてすぐの「へつりガーデン前」の駐車場(85台分)だと、駐車場代は無料です。
満車の場合、「木かげ駐車場」が塔のへつりから240mの場所にあるので、そこに車を駐車しましょう。
「木かげ駐車場」の駐車場料金は有料で、1回300円です。
冬の積雪シーズン(12月中旬~3月初旬)は立入禁止
2020年は、12月15日~3月初旬までは、積雪が予想されるため、塔のへつり吊り橋が立入禁止となっておりました。
真冬の季節は、外観のみの観光となることを注意しましょう。
ライブカメラでリアルタイムの様子が確認できる
行く直前や、紅葉の色づき具合の確認で重宝しますね。
ライブカメラを見るならこちら▼
現地到着までの検索方法 “道案内”
Googleマップの案内通りで到着(駐車場から片道1分で目的地)

駐車場に車をとめ、歩いて1分ほどで「塔のへつり」に到着
繁忙期でない限りは、目の前の駐車場に車をとめることは容易いでしょう
秋の紅葉シーズンが評判


10月半ばなので、紅葉シーズン真っ只中と思っていましたが、遅かったようです
2019年は9月末から10月初旬にかけてがピークでしたね
非常に残念

遊歩道を下りていき、「塔のへつり吊り橋」を渡ります
落ちた人もいる? 怖いと評判の手に汗握る吊り橋

「寸又峡“夢の吊り橋”」を大雨の日に渡ってみせた私からすると、長さも短いですし、大袈裟なスリルは感じませんでした
強風だったり観光客が大勢いる場合は、恐怖でしょうね
落ちる人もいるのではないか、とも言われていましたが、今はうっかり落ちるほど不安定な橋ではありません。
しかし、実際には落ちた人がいるようで、過去のTwitterで証言がありました。
下郷の塔のへつり近くの橋で人が落ちたっぽい。
— HIGU.EK9 (@higu_no_room) August 15, 2015
封鎖され通行できず。
その代わり会津線とれましたが。
恐らく橋を渡った後の断崖から落ちていますが、今は危険な場所は閉鎖されているので、事故は起こりにくいと思います。
「寸又峡“夢の吊り橋”」の過去記事はこちら▼

「塔のへつり吊り橋」の景色も絶景






橋を渡るのに夢中で足元ばかり見るのはもったいない
渓谷の景観も抜群にきれいですよ
対岸にばかり目が行きがちですが、振り返っても良い景色
目的地に到着!(インスタ映え・フォトジェニック・写真撮影スポット)


「塔のへつり吊り橋」を渡り終え、「塔のへつり」の内部を散策していきます
渓流によって削られたアートな回廊


あまりの完成度の高さに、当初、人の手で掘られたものと勘違いしていました
長い年月の渓流の流れによって、少しずつ削られて形成された道のようですね
素晴らしい、自然界の最高傑作
むき出しの地層に手を触れ、地球の歴史を間近で感じ取ることができます
階段を少し歩くと岩のお堂「虚空蔵菩薩」




「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」と書かれた赤い旗を目印に、少し階段を上ってみると、小さなほこらにお堂があります
神秘をまとう「塔のへつり」と相まって、神聖な雰囲気を漂わせています
縁結びや長寿祈願で参拝に訪れる方が多いようです。
大口を開けた断崖絶壁。頭上に迫る恐怖に身震い。


岩肌は小さな砂粒が固まってできた繊細な凝灰岩
かつて海の底だったことを伺わせます


こわっっっ!
伐採寸前の大木が、キープされている状況
吊り橋よりも、断然スリリング
大木だったら、きこりの斧の一振りで倒すことができるでしょうね
脱兎のごとく逃げたい衝動に駆られる、デンジャラスな狭間


見上げれば、平たい一枚岩の板が乗っている
恐怖のボルテージ、ぐんぐん上昇中
あの状態で長い年月崩落しないことが不思議でならない
一体全体、ここはどうなっているのだろうか
ミステリアス


国の天然記念物である『塔のへつり』ですが、“河食地形の特異例”として指定を受けています
なるほど、納得です
特異で二つとない、特別な造形美『塔のへつり』
~南会津は『大内宿』だけじゃない!【塔のへつり】特異で特別な造形美を誇る、福島県の絶景を見逃すな!~ でした。
秋の『塔のへつり』は絶景の極致
おはようございます(^_^)/~
— お酒大好き! (@GDZbQ53lCP8Z5z8) September 8, 2018
素敵な日曜日を過ごして下さいませ~
良い1日を~(o^^o)
写真は一昨年の秋に訪れた塔のへつりの紅葉です😅 pic.twitter.com/x3KUF6w3qQ
アクセス・行き方・駐車場(車の場合)
住所: 福島県下郷町弥五島下タ林
駐車場: あり(85台/有料300円)
到着時間: 駐車場から徒歩3分
行き方: Googleマップの案内通りで到着
周辺の絶景人気スポット・おすすめスポット
【大内宿】
住所: 福島県南会津郡下郷町大内
移動時間: 塔のへつりから、車で16分
【会津さざえ堂 (円通寺三匝堂)】
住所: 〒965-0003 福島県会津若松市一箕町大字八幡滝沢155
移動時間: 塔のへつりから、車で43分
【第一只見川橋梁ビューポイント】
住所: 〒969-7402 福島県大沼郡三島町川井 天屋原
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間13分
【乙字ヶ滝】(滝100選)
住所: 福島県須賀川市前田川深田
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間15分
【あぶくま洞】
住所: 福島県田村市滝根町菅谷東釜山1
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間49分
【銚子ヶ滝】(滝100選)
住所: 福島県郡山市熱海町石筵白保坂
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間35分
【達沢不動滝】
住所: 福島県耶麻郡猪苗代町蚕養字達沢
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間38分
【新宮熊野神社「長床」】
住所: 福島県喜多方市慶徳町新宮熊野2258
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間6分
【殺生石】
住所: 栃木県那須郡那須町湯本
移動時間: 塔のへつりから、車で58分
【那須高原】
住所: 栃木県那須郡那須町湯本
移動時間: 塔のへつりから、車で1時間