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黄泉がえりの池【龍ヶ窪の池】決して濁らない湧水池の真実と龍神伝説の謎(新潟県の名水100選)

Ryuakubo no ike

1年の3か月間、”絶景”を求めてクルマで日本一周した『絵空のブログ』へ ようこそ。

新潟県中魚沼郡津南町に、池の水が毎日”黄泉がえる”池があることをご存じでしょうか?

【龍ヶ窪の池】、決して濁ることのない、鮮やかな金緑に輝く湧水池。

秋の紅葉シーズンにはオレンジと金緑の印象派の絵画のようなアート感。春の新緑シーズンには濃淡な緑のコントラストの清涼感。囲むように覆うブナやスギと相まって、さぞ美しい幻想の世界が目の前に広がることでしょう。

毎分30トン、日量43,000トンの湧水は、池の水を1日で入れ替えます。【龍ヶ窪の池】の池が決して濁らない秘密。毎日生まれ変わる、まさに”黄泉がえり”の池。

この地域には河川が無く、水の補給源として地域住民には欠かせない給水地となっています。

環境省”名水百選”にも選定されているだけあり、良質な水は飲料水としても人気が高く、自由に持ち帰ることも可能。地域住民のみならず、観光で訪れた方にも大人気の湧水です。

【龍ヶ窪の池】情報

名称:龍ヶ窪の池(竜ヶ窪の池)

よみ:りゅうがくぼのいけ

所在地:新潟県中魚沼郡津南町谷内

訪問日:2019年11月2日

訪問時間:AM11:00~11:30

飲料水として最適。極めて良質な水。

年間通して水温7〜8度と「おいしい水」の要件を満たし、良質な超軟水でもあります。

飲料水としては、最適。もちろん、飲料水として水を汲む場所もあります。

含有成分と参考サイトは以下の通りです。

カルシウム6.3mg、マグネシウム1.0mg、ナトリウム3.7mg、カリウム1.1mg

竜ヶ窪の水 – 日本の名水 – 名水百選

https://municipia.org/2040/

訪問可能期間・ベストシーズンは春から秋にかけて

新緑と紅葉の季節を狙って訪問することがおすすめ。

【龍ヶ窪の池】は特別豪雪地帯に指定されているので、冬場はどうしても立ち寄ることが困難とのこと。

現地に到着(Googleマップの案内通りで到着)

駐車場はありますが、有料200円です

ブナやスギが立ち並ぶ、整備された緩やかな遊歩道を7,8分歩くと【龍ヶ窪の池】に到着します

川がないのに、なぜ湧水?

川がないのに自然発生的に、しかも大量に水が湧く謎

苗場溶岩層とその下に魚沼層群が地底にあり、その境目から水が噴出していることが湧水の真実です

あっという間に、【龍ヶ窪の池】

目的地【龍ヶ窪の池】に到着!

「なんじゃこりゃーーーー!!」

と、到着したとたん、大声を上げてしまいました。

心の中で。

美しい幻想の世界

妖精が住んでいそうな光景

エメラルドカラーのキャンバス

秋の紅葉シーズン

湖面に描く、オレンジと金緑の印象派さながらの絵画

自然発生したリアルアート

湖面に浮かぶ生命の鼓動

日量43,000トンの湧水は、池の水を1日で入れ替える

この景色は、今日でおしまい

同じようで、明日は違う

”美しさ” ゆえの哀しい真実

綺麗な泉に朽ち枯れた倒木

それを住処とし無数に乱舞する小さな生物

生命の刹那さを、感じずにはいられない

遊歩道・終点から見る【龍ヶ窪の池】も格別

【龍ヶ窪の池】の看板が立っている眺めは正面

遊歩道の終点は、丁度、側面にあたる位置

光の加減と無風という条件が重なると発生するミラー効果

この日は最高のコンディションでした。

正面からの眺めは玉虫色の鮮やかな色合いで、池の色合いや水質の神秘が一番の魅力でした。

側面からの眺めは、池に反射する秋景のブナ・スギの華やかさが印象的。

シャッターチャンスがいっぱいです。

歴史や伝説が数多

遊歩道・終点に龍神様の社を発見

「龍田宮」という名前らしい

引き返して、階段を上る道を行くと、「龍ヶ窪神社」がある

【龍ヶ窪の池】には、いくつかの伝説があり、長く語り継がれている歴史が深い場所でもあります

4つある『龍神伝説』の詳細は、一番最後にご紹介します。

「龍ヶ窪神社」から望む【龍ヶ窪の池】

木が邪魔して見えない。

高い位置から見る【龍ヶ窪の池】も是非ともお目にかかりたかったのですが…

残念!

黄泉がえりの池【龍ヶ窪の池】決して濁らない湧水池の真実と龍神伝説の謎でした。

名水百選「竜ヶ窪」に伝わる 竜神伝説

全て、案内板より参照です。

竜神伝説 その1

このあたりに芦ヶ崎という村があった。ある年、長い日照りが続き村人は食べ物はおろか、水滴すら飲めない苦しい生活をしていた。あるとき一人の青年が天上山へ食べ物を探しにでかけたが、そこで見たのは昼寝をする龍の恐ろしいの姿。恐怖でおののく青年は、そばにある卵に気付き、年寄りと子どもだけにでも食べさせようと、こっそり盗んでなんとか村へ持ち帰った。

卵を割り始めると中から出てきたの子が母龍に助けを求めた。すると、怒り狂った龍が直ぐさま現れ、村人を食い殺そうとした。村人達は、「せめて子どもだけは助けてほしいと必死にお願いし、村人の必死さに心を打たれた龍は,三日三晩雨を降らせ、池を作ってやった。村人達が礼を言うとは「この先はお前達の美しい心の象徴だ。しかし、人の心の曇るとき、この池は涸れるだろう。」と言い残し消えたと云う。

村人はこの池を「竜ヶ窪」と名づけて大切にし、神社を建てて龍神様をお奉りしたと云う。

竜神伝説 その2

この地域では、水が豊富なため雨乞いは、ほとんど行われないがこの池(竜ヶ窪)に松之山や南風地方から水をもらいにくる習わしが続いた。日照りが続くと、一升樽に酒を入れそれを竹竿の先につけてがつき二人が三人で訪れる。竜ヶ窪の弁天様にこれを上げ、ほん様がお経を上げる。集落の役員も参死し、あとで酒を飲む。空になった樽に池の水を入れ、竹の先につけそれに御幣をつけて持ち帰った。雨を降らせたい処へその水を撒けば、必ず雨が降り人々は皆お礼に再び池へ訪れた。

水を持ち帰る際は、一休みする時も、肩から決して降ろしてはならず、地面に覆いつしまうとその場所に雨が降ると伝えられた。

竜神伝説 その3

その昔、ある晴れた暑い日。信州の北野の天神参りに行った帰り道、暑気をさまそうと、竜ヶ窪の池に飛び込んだ。中ほどまで泳いで行くと、不気味に霧が立ち始めた。あわてて岸へ引き返したが、霧はみるみる深くなり、空には暗雲が立ちこめた。着物を着る暇もなく、慌てて家へ逃げ帰るが、何処までも追いかけ続け、その人は原因不明の病に倒れ、死んでしまった。

これは竜ヶ窪の池の主に追われて死んだのだと云う。

竜神伝説 その4

竜ヶ窪の池も昔は大樹老木に覆われて、陽光も通わぬほどだったという。その昔、お寺 の建立の話がまとまり四方から木材が集められ、竜ヶ窪の老木も切ることになった。

倒すとき思うようにならず、老木は池の中に転がり込んだ。人手を借りて、一度引き上げるのだが、翌日行ってみると、また前と同じ池の中に入っている。池の主の許しがないものと、引き上げることを諦めた。その老木は今も池の底で朽ることなく、その姿をとどめていると云う。

アクセス(行き方)

住所:新潟県中魚沼郡津南町谷内

駐車場:あり(有料200円)

到着時間:駐車場から徒歩8分

行き方:Googleマップの案内通りで到着

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